トランス状態、スピリチュアル世界に入門すれば必ずといって良いほど通る道です。
私のもとにもよくトランス状態に関する質問が寄せられますので、ブログで取り上げさせて頂きました。
トランス状態とはその言葉の響きから怖いもの、如何わしいもの、というイメージがあるかもしれません。
ですがそれは全くの誤解とまず初めにお伝えさせて頂きます。
ではまずトランス状態とは何かについて説明していきます。
トランス状態とはなにか ？
トランス状態とは意識が顕在意識と潜在意識の中間を彷徨っている状態です。
顕在意識とは自分で考えられ、コントロールが容易に出来る意識です。
一方の潜在意識とはそれまでの人生で培ってきた価値観、習慣、思い込みなどから形成された、自覚していない無意識の意識です。
スピリチュアルな才能やスキルが無いとトランス状態を作り出せない、とも一部では言われているようですがそれも誤解です。
実はあるものの力を借りれば、トランス状態を作り出す事は簡単なのです。（詳しくは後述します）
トランス状態を作り出す目的
人々がトランス状態を作り出す目的は様々です。
一番多いのは
「快楽」
スピリチュアルに精通した方ではなく、一般の方が快楽目的でトランス状態を求める事が多いです。
後述する方法や道具を用いて、トランス状態となり快楽に身を委ねるのです。
時と場合によっては非現実的な快楽を得られる事もあり、依存症になってしまうこともあります。
「現実逃避」
快楽の次に多いのが現実逃避のためです。
逃げ出したくなるような辛い現実から目を背けるために、トランス状態になる方も多いです。
トランス状態になる事で現実を一時的に忘れる事ができるのです。
ただし、こちらのケースもそれが癖となり依存する傾向があります。
「修行」
正確には修行のためにトランス状態になる、というよりかは修行を通してトランス状態になる事が多いです。
「火渡り」「滝行」「寒中水泳」「断食」
などの厳しい修行を修験者達がどうやって耐えているかというと気合いや精神力では無く
トランス状態になり、痛みや苦痛から解放されることで厳しい修行でも耐えられるようになるのです。
トランス状態になる事で得られる効果
自分自身を痛めつけたり追い込む事で
人の意識は顕在意識と潜在意識に逃げ込むような形になります。
そしてその今、訪れている苦痛・辛苦からの解放としてトランス状態への道が開かれるのです。
トランス状態になる事で驚くような集中力や驚異的なパフォーマンスを発揮できたりします。
そして苦痛・辛苦から解放されるための快楽成分が多量に分泌されていきます。
これにより驚くほどの快楽や多幸感を得られることもあります。
また、非常に強い至福感や全知全能感も得られます。
スポーツで起こる「ゾーンに入る」という現象もトランス状態の一種です。
トランス状態を作り出す為の方法
トランス状態を作り出す方法はいくつかありますが、悪い行いと良い行いがございます。
まずは悪い行いから紹介していきましょう。
悪いトランス状態を作り出す方法
アルコール
お酒を飲まれる方は酩酊状態を想像すればわかりやすいでしょう。
あの時はまさにトランス状態に陥っている状態でもあります。
あの時の気持ちよさからお酒に逃げる方が多いですが、お酒は少量でも毒となります。
そこから得られるプラスなものは0ですのでお勧めいたしません。
違法薬物
トランス状態と言って良くない薬物を連想する方も多いのでは無いでしょうか？
お酒と共に簡単にトランス状態を作り出すのが違法薬物です。
もちろん、こちらも理由は説明するまでもなくお勧めいたしません。
良いトランス状態を作り出す方法
瞑想
瞑想は良いトランス状態を作り出す代表的なものです。
トランス状態だけでなく様々な良い効果を生み出すメリットもあります。
瞑想は上手く行う事で宇宙と繋がれているかのような一体感がもたらされ、トランス状態へとなっていきます。
トランス状態は自らに苦痛を与えることで引き起こされる現象ですが、瞑想は唯一苦痛無くしてトランス状態へと至れる方法です。
瞑想の行い方は様々ですが、何度もお勧めしているマインドネスフルネス瞑想はトランス状態を作り出す上でも効果的です。
ディスクリプション マインドフルネス・瞑想の効果や具体的なやり方をご紹介します。コロナウイルス感染症にともないさまざまな…
運動
先で触れた「ゾーン」以外でも運動でもトランス状態になることはよくあります。
他にはランナーズ・ハイが有名ですね。
ランナーズ・ハイとはランニングだけで引き起こされる現象ではありません。
長時間の一定以上の負荷のかかる運動であればランナーズ・ハイは起こり得ます。
ランナーズ・ハイは激しい運動により苦痛が一定のラインを超えると途端に苦しみから解放され喜び、深い満足感、高揚感、ウェルビーイングといったポジティブ感情が押し寄せてきます。
ランニングであればいつまでも走り続けそうな感覚を得る事も。
このようなランナーズ・ハイもトランス状態の一種です。
ただ、健康のために推薦されている「軽い運動」程度ではトランス状態にはなりません。
自分を追い込むような激しい運動でなければ起こりにくいので、運動習慣があるからといっても容易に得られるものではありません。
起こりやすいスポーツは
- マラソン
- トライアスロン
- トレイルランニング
- エクストリームスポーツ全般
- パルクール
などの
過酷で強いスピード感を感じるスポーツが多いです。
もし、運動からトランス状態を得たいのであれば、体と相談しつつ運動強度の高い運動を得るようにしましょう。
運動によるトランス状態で役立つのは記録を求めるアスリートだけではありません。
仕事での成果を求めるビジネスマンなどにおいても効果的です。
運動中のトランス状態から良い仕事のアイデイアが思い浮かぶ方はかなり多いのです。
サウナ
サウナーという言葉が新たに生まれたように今、サウナが静かなブームとなっております。
それは水風呂とサウナの1セットを繰り返す事で起こり得る心地よい感覚が病みつきになるからでしょう。
この感覚こそがまさにトリップ状態により起こるものです。
サウナでは浄化や７チャクラが開く、開運効果があるなど、何かとスピリチュアルなものでもあります。
長時間の利用は厳禁ですが適度な利用では運動と同じように良い発想へと繋がりやすいです。
まとめ
トランス状態、いかがだったでしょうか。
誤解されていた部分や知らなかった事も多かったのでは無いでしょうか？
トランス状態になる必要がある方は多く存在します。
特に今、ストレスレベルが高く生きづらいと感じる方は良いトランス状態を作り出すことをお勧めいたします。
良いトランス状態を作り出すためにはそれなりのお時間や準備、努力が必要ですがそれだけの価値はあります。
