感謝ノート、あなたは書いておりますか?
最近は文字を書く機会が少ない、という方も多いはず。
文章作成はPCかスマホで済ませている方が大半だと思います。
確かに仕事で使う資料などの作成ではPCの方が便利でしょう。
しかし、自分の思いや信念を込めるにはやはり自分自身でペンをとり、文字を書き起こす必要がございます。
不思議なもので、キーボードやスマートフォンで文字を入力するのと、実際にペンで文字を書き起こすのとでは全く効力が異なります。
そして今回は日々の感謝を書き綴った感謝ノートの効果や作成方法について説明していきたいと思います。
感謝ノートとは?
似た物として「引き寄せノート」というものがございますが、引き寄せノートと感謝ノートは別物です。
引き寄せノートに関してはこちらの記事をご参照ください。
感謝ノートとは
「感謝に特化した日記」のことです。
通常の日記ですと、どうしてもその日起きた嫌なことや、愚痴などを書き込みたくなります。
ですがそういったことは一切排除してその日起きたことや、触れ合った人への感謝をまとめた日記帳となります。
そんなノートを作って一体なんの意味が・・・?
と思われたかもしれませんが、感謝ノートには嬉しい以下のような効果が期待できます。
感謝ノートの効果について
日々の生活の中である小さな幸せに気付ける。
私たちの生活の中には小さな幸せであふれております。
こういうと必ず
「先生、私の日々の中に幸せなどありません。
毎日、不幸しか感じません。」
とおっしゃられる方がいるのですが、どんな環境であろうと、どんな状況であろうと、小さな幸せには日々遭遇しているはずです(もちろん、健康状態が著しく悪く意識が朦朧としている場合など例外はございますが)
このブログでも何度も触れておりますが、日本は恵まれた国です。
日本で生活をしていれば、幸福にも遭遇しやすいはずです。
その一つとして挙げられるのが「食事面」です。
私はいろいろな国を回ってきましたが、日本はどこでも総じて値段に関係なく、食のレベルの高い国です。
低価格でも十分「美味しい」と満足のいく料理がたくさん揃っております。
そんな食事の時にまさに「幸せ」は生まれております。
美味しい食事を食べることができたらその日の感謝ノートには
「今日はスーパーで半額のお寿司を手に入れることができた。
半額でも鮮度は落ちておらず、美味しくいただけた。
低価格でこんな美味しいお寿司が食べられて提供してくれたお店に感謝!
私は幸せだなあ!」
などと書くことができるわけです。
海外に住んでいた方ならわかると思いますが、海外でも多くの国で寿司は人気が高く、スーパーでも普通に売っているものの、質が悪くお世辞にも「美味しい」とは言えないようなものが大半です。
その点、日本はたとえ半額シールが貼られているようなお寿司でもよほど舌が肥えている、というわけでもなければ「美味しい」と感じるものです。
食事だけでなく、日本は娯楽面もサービスも充実しており、消費者に優しい社会です。
ですから様々な小さな感謝を探そうと思えば見つけられます。
そしてそのような小さな感謝へと繋がるようなことを探し、書き出すことで
「自分はいかに恵まれていたのか。」
「自分は実は幸せだったのか。」
ということに気付けるようになります。
幸せのハードルが下がり、様々なことにも幸せを感じられるようになる。
小さな幸せを探し続け、書き出していくことで
幸せを感じるハードルが下がり、これまでは幸せだと感じなかったものにも幸せを感じられるようになります。
「今日はお天気で気持ちよかった。感謝!」
「今日は気候がちょうど良くて過ごしやすかった。感謝!」
など、日々の天気や気候などでも感謝の念を持ち、幸せだと感じられるようになるのです。
また、それまでは嫌だなと感じられるようなことも、感謝を感じることで実は幸せなことだと気づくこともございます。
例えば上司からのお説教です。
それまでは嫌で嫌で仕方のなかった上司からのお説教も感謝を意識すれば
「この人は貴重な時間を割いて、私が良くなる為にエネルギーを大量に消耗するお説教をしてくださった。
本当に感謝しなければ・・・」
などと、前向きに受け止め、幸せすら見出せるようにもなるのです。
ストレスとなるようなことも感謝へとつなげられれば、よりいきやすくなるはずです。
あなたへの感謝も引き寄せることができる。
感謝の気持ちを持って感謝ノートを綴っていくことで、「引き寄せの法則」が発動していきます。
引き寄せの法則は引き寄せたい事を念じることでも発動しますが、やはり引き寄せたい事を実際に書いた方がより確実に、早くに引き寄せることができます。
そして感謝ノートに毎日の感謝を綴っていくことで、自分自身への感謝を引き寄せる(集める)ことも可能となります。
つまり感謝されることが自然と増えていく、ということですね。
感謝ノートの書き方と注意点について
では、ここから感謝ノートの書き方について説明していきましょう。
ノートとペンについて
ノートやペンは専用のものを用意しましょう。
そしてできるだけ「自分が気に入った物」を選ぶべきです。
愛着が沸きますし、何より毎日感謝ノートを書くというモチベーションへとつながりやすいです。
ブログもそうですが、世の中には思っている以上に「継続」できない方が多いです。
ですので、できるだけ挫折する要素を減らしていきましょう。
誰に(何に)感謝するのかを明白にする
誰に何を感謝したのかを明白にしましょう。
例はこのような感じです。
「今日は○○さんに優しくされた、感謝!」
「今日食べたカツ丼が美味しかった、感謝!」
などですね。
また、「感謝」というワードも使うようにすると良いでしょう。
願望も書くとより良い
特に書くネタが無い時は
「これからどうなりたいか」
を書くと良いでしょう。
感謝ノートに自分自身の願望を書き綴ることで、その願望が引きよってきやすくなります。
いつまで続けるのか?
よく聞かれるのが
「感謝ノートはいつまで続ければ良いのですか?」
という質問です。
この答えは
「終わりはなく、いつまでも続けるもの。」
お伝えしたように、感謝ノートとは感謝をまとめた日記です。
日記は基本的に終わりなく続けるものですよね。
それと同じように感謝ノートも出来れば一生続けると良いでしょう。
もちろん、なんらかの事情で数日かけなかったとしても問題ございません。
重要なのは毎日でなくても「継続」することです。
人間は慣れる生き物ですので、初めは大変で面倒に感じられても、習慣となれば歯磨きをするかのように、1日の終わりに感謝ノートを書くことが実に自然なこととして身につくようになるはずです。
まとめ
感謝ノートの効果はおそらくあなたが思われている以上に素晴らしいものとなります。
ただ、感謝をまとめた日記ですが
「思いを込めて感謝を書き続けること」への影響力はとても大きなものとなるのです。
欠点としてはすぐに効果が実感できないことでしょうか。
日々の小さな幸せも気づけるようになるのも、感謝が集まっていると実感できるのも、感謝ノートを書き続けてからしばらくしてからのことです。
感謝ノートも実感ができないと、挫折してしまうことが多いのですが
「今自分がしていることは間違っていない」と自分自身に言い聞かせてでも継続するべきことだと私は思っております。