不倫は一般的に良くない行為とされており、多くの人の不倫に対する潜在意識はこのようなワードが並んでおります。
「不誠実」「不満足」「不真面目」「不貞行為」「不始末」「不届き者」
不倫に関するイメージは全てが「不」のつく単語なのです。
「不」は打消しの語であり、否定の意。
つまり多くの方は不倫に対して否定的に思っているということです。
そしてスピリチュアル的に不倫はどうなのかというと・・・
一言で言うとやはり「NG」です。
出来れば行うべきではないとても良くないことです。
とはいえ、私の元に寄せられる不倫に関するご相談は少なくありません。
これから語る内容はそのようなご相談者様を全否定するようなものではありませんので、安心してください。
不倫をしてしまった方、現在不倫中の方に向けた救済も含まれております。
そして
「私は不倫なんて絶対にしない!!!」
という方もどうかここで引き返さずに、最後まで読み進めていただければと思います。
不倫は良くないもの、と多くの方が認識しているのにそれでも多くの方がその良くないことをしてしまいます。
良くないことといっても法に触れるようなことではありませんし、不倫に関する報道も多いです。
ですので
「他の人もやっているんだし・・・」
と、ついつい甘い誘惑にかられがちなのです。
また、不倫をとは新しく恋に落ちることでもあります。
すでに伴侶がいる状態なのにその伴侶のことを忘れるほど大きく心を揺り動かされ、不倫へと走ってしまうのは周囲のことが見えていない(考えられない)状態ということです。
そして相手のアプローチ次第では誰もがそのような状態に陥ることは十分ありえるのです。
ですので「自分は無関係」と考えるのではなく「自分も可能性があるかも」と考えて読み進めていただければと思います。
不倫とは何か?
まずは不倫とは何かについて説明して参りましょう。
その意味は
人が踏み行うべき道からはずれること。特に、配偶者でない者との男女関係。
一言で言うならば
「人の道から外れた良くない行為」
なのです。
不倫は一度、将来を誓い合った人を「裏切ること」だからです。
この世界には十戒というものがございますが
不殺生(ふせっしょう):生き物を殺してはならない
不盗(ふとう):盗んではならない
不婬(ふいん):性交渉をしてはならない
不妄語(ふもうご):嘘をついてはならない
不飲酒(ふおんじゅ):酒を飲んではならない
不著香華鬘不香塗身(ふじゃくこうげまんふこうずしん):化粧をしたり装飾類を身に付けてはならない
不歌舞倡妓不往観聴(ふかぶしょうぎふおうかんちょう):歌や音楽、踊りを鑑賞してはならない
不坐高広大床(ふざこうこうだいしょう):大きく立派なベッドに寝てはいけない
不非時食(ふひじじき):正午以降に食べ物を摂ってはならない
不捉持生像金銀宝物(ふそくじしょうぞうこんごんほうもつ):お金や金銀・宝石類を含めて、個人の資産となる物を所有してはならない
不婬というものがございますが、こちらの不婬の意味は「邪淫」と同じです。
ただ、性交渉をしてはいけないのではなく、夫婦以外の者と肉体関係を持つこと、もしくはそれに至るおそれがあるような行為全般を禁じているのです。
この十戒の中でも不婬の罪は重く、配偶者だけでなく神や仏の教えにも背く行為とされております。
そして不倫と浮気を混合されている方もいらっしゃいますが実は似て異なるものです。
配偶者以外の異性と恋愛をし、性交渉を行う行為が不倫です。
一方で他方パートナー以外との異性との交際関係全般が浮気に当たります。
肉体関係が前提にある不倫の方がより強い意味となります。
不倫は何故するべきではないのか?何故いけないのか?
不倫をするべきではない理由をスピリチュアル的な観点から説明して参りましょう。
冒頭で多くの方が持つ不倫に対する潜在意識は
「不誠実」「不満足」「不真面目」「不貞行為」「不始末」「不届き者」
など、否定や打ち消しの意味のある「不」が頭につくワードばかり、と説明しましたが
不倫をすると自分自身にこの「不」のワードが重くのしかかることになります。
不倫が楽しくて仕方がない、という方はほとんどいらっしゃいません。
多くの方は罪の意識を感じながら、こっそりとしているものです。
だから
「俺、今不倫しているんだ。」
などと大っぴらに公表する方もまずいないわけです。
そんな後ろめたく、罪の意識の感じる行為は配偶者だけでなく、自分自身に対する裏切り行為でもあります。
何故なら人は正しく、良きことをするように生きるのが使命だからです。
これは全ての人に共通する使命の一つであり、例外はございません。
そして不倫を長く続ければ続けるほど、深みにはまっていき、自分自身に対して否定的になったり、気持ちが後ろ向きになったりするものです。
また、不倫が「悪の道」へと走るきっかけとなることがあります。
大きな悪行を重ねてしまっている方でも大抵、はじめは小さな悪から始まっているものです。
ですが小さな悪がどんどんと大きな悪になっていくことがあるのです。
不倫も法に触れることのない悪ですが、不倫したことをきっかけにたがが外れてしまい、どんどんとさらに大きな悪へと走ってしまう方が世にはいます。
そしてそのような方が私の知る限りかなり多いのです。
ですので私は不倫は人を闇へと引き摺り込む
「ゲートウェイダーク」とよんでおります。
そしてこれははっきりと言えるのですが、不倫したことで何かが好転することはまずありえません。
悪から善へと繋がることはないのです。
が、逆に悪がさらなる悪や不幸を呼ぶことは良くありますので、間違いを起こさないことです。
正直者は馬鹿を見る、という言葉がございますが結局は誠実に真面目に生きるのが一番です。
これも間違いございません。
今、不倫をしている方へ
今すぐやめてください。
これが全てですがとはいえ
不倫をやめるということは今ある人間関係の一つを終了させるということ。
人間関係を終了させるのには大きな勇気やエネルギーが必要ですから
「はい、わかりました。」
とすぐに行動に移せるという方はあまりいらっしゃらないでしょう。
それに不倫には依存性があります。
特に長く不倫をしている方は依存も強いと思いますので、簡単に不倫をやめることは一層難しいでしょう。
ですが、今すぐ不倫をやめたくなる。
不倫したくなくなるように思える行動を一つお教えいたしましょう。
それは
「楽しかった子供時代を思い出す」
ことです。
子供というのは不倫とは無縁な純粋無垢な存在です。
今、ドロドロの不倫をされている方も、必ず不倫とは無縁な純粋だった頃があったはずです。
そんな楽しかったあの頃を頻繁に思い出すようにしてください。
これは過去の自分にすがる為の行為ではございません。
「昔の純粋だった自分を取り戻す為のスイッチを入れる行為」なのです。
人には回帰本能がございます。
良い頃、良かった頃に戻りたい、という本能です。
純粋で無垢だった子供時代の回想を頻繁に行うことで、不倫をしたい、しなければいけないという欲求は徐々に失われていくことになるでしょう。
過去に不倫をしてしまった方へ
現在は不倫はしていないが、過去に不倫を経験されてしまった方も多くいるでしょう。
そのような方は「不倫という罪」が奥底に残っております。
そして多かれ少なかれ「不」という否定的な言葉が魂と肉体に刻まれております。
もしかしたら今、何をしてもうまくかない、楽しくない。
自分自身が好きになれない。
という状態かもしれません。
もし、そうであればそれは不倫したことへの罪が消えていないからだと思われます。
ですがその罪は薄くすることはできます。
それは現在のパートナーへ愛情を注ぐことです。
不倫は配偶者への裏切り行為です。
そんな裏切り行為を償うためにはたくさんの愛情を注ぐことです。
不倫した時のパートナーと今は別れている場合は、新たなパートナーにたくさんの愛情を注いであげてください。
それでもあなたの罪は薄くなっていくでしょう。
まとめ
不倫がいかに良くないことであるか、おわかりいただけましたでしょうか?
どうかこのブログを読んだ方は間違いを犯さないことを祈っております。
そしてどうしても不倫がやめられない・・・
と言う方は「縁切り」が一番でございます。
そして私は最も得意な鑑定の一つが「縁切り鑑定」ですので
不倫でお悩みの方はどうか遠慮なく詳細を私までお話していただければと思います。
もちろん、秘密は厳守させていただきます。