落とし物を見つけた時、あなたはどうされますか?
日本は落とし物が返ってくる率が高い国です。
治安の良さで知られる日本において、落とし物が持ち主の元に戻る確率もまた高い。財布は8割以上の確率で手元に戻るという、海外…
こちらのサイトによると
2018年に東京管内では証明書類(身分証など)について約101万件の遺失物届が提出され、これに対して拾得届は約75万件であった。当然ながら届出が行われなかった遺失・拾得は含まれていないものの、数字の上では身分証を落としても4回に3回は戻ってくる計算になる。同様に携帯はおよそ26万件中の61%、財布は40万件中93%と、高い割合で落とし主に返還さている。
とのこと。
海外生活が長い私としては、今でも何か物を落としたら返ってこなくて当然、という感覚が身に染みております。
ですからこのデータは他の国ではまずありえないような驚愕に値することです。
このような圧倒的な治安の良さは日本の良いところの一つですが、それでも100パーセントではございません。
残念ながら落とし物を見つけたら
「しめしめ」
と、そっと懐に忍ばせて自分のものにしてしまう方も一定数いらっしゃるでしょう。
ですが、少なくとも本記事へとたどり着いたあなたにはそうはなって欲しくございません。
世の中のそのほとんどのことには意味がございます。
あなたが落とし物と「出会った」ことにももちろん意味があるのです。
今回は落とし物のスピリチュアル的な意味と共に、落とし物を見つけた時にとるべき行動をお伝えしていきましょう
落とし物との出会い、それはあなたを「良い人」へと変えるチャンス。
世の中の行いは大きく分けて
「善行」と「悪行」
とにわかれます。
そして落とし物を届けること、は間違いなく「善行」に当たります。
誰もが認める非常に良い行いなのです。
そして落とし物を届けることで、生じる効果は以下の通りです。
- 良いことをしたことで得られる高い満足感、自己肯定感
- 落とし物をした人の悩みを解決する効果
- 神に認められる効果
一つずつ詳しく説明して参りましょう。
良いことをすれば誰もが
「良いことをしたな!!」
と満足感を得られ、自己肯定感が高まります。
落とし物を届けることはただの善行ではなく、他人の役に立つ善行ですのでその人の助け、悩みを解決したことにもなります。
ですので他の善行よりも得られる満足感や自己肯定感も高くなるのです。
そして落とし物をした人は
「困った状態」にあり、落とし物をしたことによる悩みが生じております。
その悩みの度合いは落とした物により異なりますが、落とした物が大きければ大きいほどにそれを届けた時に返ってくる物も大きくなります。
満足感や自己肯定感はもちろん、落とし主からの「お礼」が得られるということも。
更に、神様に「良い人間」として認められることもあります。
神様は常に地上の人間を見守り、監視しております。
それは主に「恩恵や施しをする対象」を見極めるという目的となります。
神様の役目の一つに人間を助け、なんらかの恩恵や施しをするというものがございますがこれは全ての人間に、というわけではございません。
神様が認めた人間のみにすることなのです。
そして落とし物を届けることは、落とし主を救い、悩みを解決することにも繋がりますので善行の中でもとても大きな善行となります。
ですから神様の評価も高くなり、認められなんらかの恩恵や施しを得られる率も高くなるのです。
そしてこれらの効果が一体となり
あなたをより良い人間へと押し上げてもくれるのです。
仮にあなたが良くない人間だったとしても良い人間へ。
元々良い人であれば、更に良い人へとアップデートされていくのです。
選択次第では良くない人へと変わることも
落とし物を交番やその人本人へと返すのは良い選択であり善行となります。
ですが、落とし物として認識したのに見て見ぬふりをしたり
誰も見ていないことを良いことに、自分の物にしてしまうことは
「悪行」になってしまいます。
仮に、上記の二つの選択をしてしまった場合、どうなるかを詳しく解説して参ります。
落とし物として認識したのに見て見ぬふりをした場合は「あなたも見て見ぬふりをされる。」
基本的に自分のしたことは後に自分自身に返ってくると解釈してください。
良い行いをすれば、上記で説明した通り良い人間となるわけですが、良く無いことをすれば良く無いことが返ってくるというわけです。
落とし物を見て見ぬふりをした場合、あなたも同じ様に「見て見ぬふり」をされることになります。
- あなたがピンチに陥っている時
- あなたが救いの手を求めている時
- あなたに助けが必要な時
- あなたが困っている時
このような時も、誰もあなたに力を貸してくれず
「見て見ぬふり」をされることになってしまうのです・・
人の温もり、暖かさを感じる時は自分が困っている時に優しくされた時です。
あなたにもそのような経験はございませんか。
- 財布の中身をぶちまけてしまった時、通行人の方が拾うのを手伝ってくれた。
- 道に迷っている時に、尋ねたら丁寧に案内してくれた。
- 金欠でひもじい思いをしている時に近所の方が、お裾分けをしてくれた。
などなど、このような困っている時に救いの手を差し伸べられ、人の温もりや優しさを感じた時が必ずあるはずです。
ですが、落とし物を見て見ぬふりをしてしまうと・・
このような救いの手を差し伸べられる機会が一気に減ってしまいます。
人は一人では生きてはいけません。
家族がいない方でも、必ず誰かしら、何かしらのサポートや支援を受けて生きているのです。
それが受けられなくなったり、一気に少なくなったりしたら・・・
考えただけでもゾッとしませんか?
ですから決して落とし物を見て見ぬふりなどはしてはなりません。
落とし物を自分の物にしてしまうと「落とし物をする機会が増え、人間への転生の機会が奪われる」
落とし物を自分の物にしてしまうのは一番やってはいけない、非常に良くないことです。
落とし物を自分の物にしてしまうことは「盗む」という行為に当たります。
あなたは五戒というものをご存知でしょうか?
五戒とは仏教において性別を問わず、在家信者が守るべき基本的な五つの戒(シーラ)のことです。
それがこちら
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不殺生戒- 生き物を故意に殺してはならない
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不偸盗戒 – 他人のものを盗んではいけない
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不邪婬戒 – 不道徳な性行為を行ってはならない
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不妄語戒 – 嘘をついてはいけない
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不飲酒戒- 酒類を飲んではならない
こちらは次の輪廻転生の時、再び人に転生する上で厳守するべき戒めとなります。
これは仏教徒以外の方にも適用されることです。
そして、不偸盗戒(盗むこと)は殺生の次に良くないこととされております。
ですので現世において盗みを働いた方は、来世で人間に生まれる確率が一気に低くなってしまうのです。
仮にもしやがて人間に生まれることができたとしても、お金や人間関係が不自由になりやすくなったり、なんらかのハンデが
付き纏います。
正直、これは落とし物をしやすくなることなど比べ物にならないほどに大きなことです。
ですから絶対に!!
落とし物を自分の物にしてはいけません!!!
それは必ず本人か交番へと届けましょう。
それが大金の入ったお財布など目の眩む様なものであっても自分の欲に飲まれてはなりませんよ。
むしろ、その落とし物がその人にとって大きなものであればあるほど、それを自分の物にした(盗んだ)時の罰も大きなものとなるのです。
まとめ
このブログでも再三お伝えしてきましたが
良い行いは良い行いとなって
良くない行いは良くない行いとなって
自分自身に返ってきます。
ですので、落とし物に限らず積極的に良い行いをしていきましょう。
特に落とし物を発見した時は
「より良い人間に成長する」チャンス。
落とし物を届けることは落とした人だけでなく、あなたご自身の為にもなるのです。
世のため人のため、そして自分自身のために。
落とし物は届ける、という当然のことを行って参りましょう。