エゴ、それは誰にでもある自我のことです。
つまりはあなたご自身なのです。
ですがそんなエゴが強いことは、時に人に大きな苦しみを与えます。
エゴが強いということは自然と自己主張も強くなります。
ですが出る釘は打たれるのが日本。
エゴが強い方というのは基本的に好かれません。
みんな一緒でみんな同じが良いという日本独特の考えは良くも悪くもあります。
そしてエゴの強さに苦しみ、エゴを手放したい、と思われる方も多いです。
そこで今回はエゴの手放し方について説明していきます。
まずは自分自身を良く知ることから始まります。
お伝えしたように、エゴとは自我。
そして自我とは自分自身から生まれるものです。
エゴを手放すには、まず自分自身を良く知ることからはじめましょう。
エゴを手放したい、という方は
「エゴは不要なもの。」
「エゴは自分にとって必要のないもの。」
と、エゴを邪魔に思われております。
ですが、エゴを否定することは自分自身を否定することになります。
確かにエゴが強すぎて、
「自分勝手でわがままな人間」になっていたり、人間関係に支障が出ていたりするのであれば、それはエゴを手放す必要がございます。
エゴが強くなり、自分自身の価値を下げたり、他人に迷惑をかけるようなことがあれば、それは「虚像のエゴ」となります。
そんな虚像のエゴであれば今すぐに手放す必要がございます。
ですが、エゴが強く苦しんでいるようでもそれは本物のエゴである場合もございます。
エゴが強くなっているということは何らかの「サイン」である可能性もございます。
例えば、寂しくて人の温もりが必要な時
人のエゴが強くなり、知人・友人との繋がりを求める行動に出たりします。
これは今不足している感情を補うための行動であり、決して悪いことではないのです。
しかし、不足や補給のためのエゴの強さに嫌気がさしたりして
エゴを手放したい!!
と思われる方はとても多いのです。
ですからまずは自分自身を知ることです。
自分自身を深く知れば
今、エゴを手放すべきか否かが正確に判断できるようになります。
手放さなくて良いのにエゴを手放してしまうとより苦しんだり悩んだりすることになります。
ですから、自分自身のことを良く知るということは非常に重要だといって良いでしょう。
自分自身を良く知る方法は簡単です。
回想、つまり過去を思い出すことを習慣の一つにしましょう。
過去を振り返ることで、自分がどういう人間なのか改めて知ることができます。
そしてその過程で、今のエゴを手放すべきか否かもわかるようになっていくのです。
物を手放す
今の自分のエゴはしっかりと手放すべきだ、ということがわかったら、あと行うべきことは「物を手放す」ことです。
つまりは「断捨離」ですね。
一見、何も関係のないことのように感じられたかもしれません。
ですが、物にその人の持つ「執着」といった念が付着していることが多いのです。
エゴとは強いエネルギーです。
何せ自分自身を織りなすエネルギーですから並大抵のものではございません。
そしてエゴは様々な念が渦巻いたものですが虚像のエゴですと「執着」が一番強く際立っている物です。
執着の意味は仏教において、事物に固執し、とらわれること。 また、修行の障害になる心の働きという意味もございます。
そして大切にしている物にも・・・
いえ、大切だと思い込んでいる物にもこの執着の念が付着しているものです。
エゴを自力で捨てるのは困難ですが、大切だと思い込んでいる物であれば手放すことはできると思います。
そして大切だと思い込んでいる物を手放すことで、それと同質のエゴも一緒に手放すことができるのです。
あなたのお部屋にある、何年もある物を探してみてください。
「これは自分にとって必要だから。」
と思われている物でも、実はあなたにとって本当に必要な物は少ないものです。
それを見極めるコツとしては
「使用頻度」でございます。
使用頻度があまり高くなく、お部屋のお飾りとなっているようなもの。
インテリアであれば、あまりときめきを感じず、なくてもそれほど影響が無い物ですね。
そのような物を手放すことで、エゴも一緒に手放すことができるようになるのです。
エゴを手放した後に必要なこと。
エゴをしっかりと手放すことができると
「心も体も羽が生えたように軽くなる」
ことが特徴です。
これはかなりわかりやすい変化ですので、実感しやすいと思います。
そのような効果が得られましたら行う必要があることがございます。
それは「本当のエゴ」を見つけること。
手放したのは虚像のエゴですので、新たに本当のエゴをすぐに見つける必要がございます。
エゴを手放したら、また都合よく本当のエゴがやってくるわけではございません。
いつまでもエゴが不在ですと、「自分自身を見失う」ことにも繋がりかねません。
大切なことですので、強調させていただきますがエゴは必要な物なのです。
そして新しい本当のエゴを見つける為に必要な行動は
「旅」です。
よく「自分探しの旅」といいますが、これは別に比喩ではなく、旅というのは本当の自分を探すのに非常に適したアクティビティなのです。
旅はアイデンティティを確立させたり、自分を変えるきっかけを見つけたり、自分自身の人生を見つめ直す効果やきっかけとなるものなのです。
行く先は「以前からあなたが本当に行きたかった場所」ですね。
別にそのような場所などは無い、という方もいらっしゃると思います。
そのような方は海外も含めた観光地などの資料を読みあさってください。
必ず
「ここは!」
と心惹かれるような場所があるはずです。
本当に行きたい場所、強く惹かれている場所は「前世であなたと関わりがあった思い出の場所」である可能性が高いです。
そのような場所に行くことで、本当のエゴを見つけることができるはずです。
まとめ
今回はエゴの手放し方を紹介しましたが正直
本当の自分を知ることも、自分が必要だと思い込んでいる物を見極め手放すことも、本当に自分が行きたい土地を訪れることも
難しいことだと思います。
少しでも「自分には無理そうだ!!!」
と思われた方は遠慮なく私までご相談をしていただければと思います。
できる限りすぐに対応していきます。