上弦の月をご存知でしょうか?
上弦の月は、新月の時に蒔いた種がしっかりと根を張り、成長を始め、エネルギーを吸収して形になり始める大切な時期です。
スピリチュアルな視点で見ると、この時期は直感が鋭くなり、行動力や前向きなエネルギーがぐっと高まるタイミングとされています。
7月21日20時05分に月は上弦を迎えます。この上弦の月は、新月に決めた目標や願い事を育て、実際の行動量を増やしていくための重要な段階として扱われます。
今回は、この上弦の月の効果を最大限に活かすために、あなた様が行うべきことを詳しくまとめました。もちろん、特別な準備は必要なく、一般の方でも無理なく日常に取り入れられるものばかりですので安心してください。
上弦のスピリチュアルな意味と正しい過ごし方
吸収モードに切り替える
人間には、状況に応じていくつかのモードが存在します。
戦闘モード、守護モード、静聴モード、収集モード、集中モードなど、その時の環境や場面に応じて、私たちは無意識のうちに自分自身のモードを切り替えて生活しています。
上弦の月は、新月のエネルギーが地上に大きく降り注がれるときです。
この時期は、意識的に「吸収モード」に切り替えていきましょう。
吸収モードに切り替えることで、驚くほどたくさんの新月のエネルギーを自分の中に取り込むことができ、その恩恵をしっかりと受け取ることができます。
意図的にこのモードへ切り替える方法もあります。
上弦の月の前日にあたる20日には、少し貪欲な気持ちで過ごし、いつもより食事の量を意識して増やしてみてください。
この日は、いわゆるチートデーのように、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲むようにするのです。
自分の欲望を素直に満たしてあげることで、体は自然と吸収モードへと切り替わっていきます。
この日は、普段制限していることも少し緩めてみましょう。
好きなものを心ゆくまで味わうことで、心身の緊張がほどけ、外からのエネルギーを取り込みやすい状態が作られます。
空腹感を満たすことは、生命エネルギーの器を広げることでもあります。食べたものが体の中で栄養となり、新月で決めた目標を叶えるためのガソリンとして蓄えられていくのです。この感覚を大切にしてください。
「半日布薩」を行う
仏教の教えが根付く地域では、新月や満月だけでなく、二つの半月の日も布薩(ふさつ)という行いの対象とされてきました。
これは、在家者が自分の戒めを再確認し、瞑想や節制を行う日のことです。伝統的なやり方では、八戒という決まり事を守る修行もあります。
ですが、宗教的な八戒をそのまま実行する必要はありません。現代の生活に合わせ、上弦の日の午後から就寝までの時間を使って、次のように簡略化して取り入れてみてください。
まずは、嘘や悪口、他人を挑発するような発言を控えることです。そして、お酒や衝動的な買い物を避けるようにしましょう。
娯楽動画やSNSを見る時間を数時間だけ止めて、意識を外から内側へ向けます。
また、香水や華やかな装飾品を控え、できるだけ簡素な服装で過ごすことも大切です。その上で、15分から30分ほど、無言でただ座る時間を作ってください。
これは新しい願い事を追加するための儀式ではありません。自分が普段、欲望に対して自動的に反応していないか、心と体を静かに確認するための修行です。外の世界の雑音を遮断し、自分自身の内側にある声に耳を澄ませてみてください。静寂の中に身を置くことで、新月の頃に立てた計画が、今の自分にとって本当に必要なものなのか、軌道修正が必要な部分はないかが見えてきます。この時間は、自分自身との対話のチャンスなのです。
月との交信を行う
21日の夜は、たとえ雲などで月が見えていようといまいと、月との交信を行うようにしてください。
そうすることで、月とのつながりが一時的に強まり、月の恩恵をより受けやすくなるのです。
交信と聞くと、何か特別な準備や難しいことのように感じられたかもしれません。
ですが、あなた様が行うべきことは実にシンプルです。空を見上げて、「最近調子どう?」や「今日もきれいだね」などと、親しい友人に話しかけるようにフランクに声をかけてみてください。
もちろん、月からの返信はありません。
しかし、月に対して言葉を投げかけるという行為そのものが、交信として成立するのです。
ただし、一言二言で終わらせるのではなく、最低でも30分は言葉を投げかけ続けてください。最初は虚しい気持ちになるかもしれませんが、続けることで月との距離が縮まり、交信は確かなものとなっていきます。
月を見上げている間、心の中で思っていることをすべて外に出すつもりで言葉にしてみてください。
日頃抱えている悩み、今の目標への想い、そしてこれからどうありたいか。そうした感情を月という大きな存在に預けるような感覚です。言葉は音となって空へ溶け込み、あなた様の心はより軽く、クリアになっていくはずです。30分という時間は長く感じるかもしれませんが、それは自分と向き合うための大切なひとときとなります。
新月に立てた願いを再契約する
現代占星術では、上弦の月は、新月から始めた計画に対して抵抗や課題が現れ、それを実行し続けるか、あるいは修正するかを決める段階だと解釈されます。
この時期に新たな願いを何個も書く必要はありません。新月に決めた既存の目標の中から、一つだけを選び出してください。そして、紙に次の三行を書き出します。
「私はこれを続ける」
「そのために捨てるものは〇〇」
「24時間以内に行うことは〇〇」
もし、もう実行する意思がないと感じる目標があるのなら、その願いには線を引いて終了させましょう。
上弦の時期は、願望の数をやみくもに増やすことよりも、今継続するものと、ここで終わらせるものをはっきりと分けることが、月のリズムに合っています。
書き出すという行為は、自分との約束を形にする作業です。特に「捨てるもの」を決めることは重要です。
一つの誘惑を24時間だけ断つ
布薩の教えの中では、お酒や娯楽、装飾、時間外の食事などを控える実践が伝えられています。
現代の生活において、体に負担をかけるような過度な断食は必要ありません。その代わりに、次のリストの中から、一つだけを24時間完全に止めるという方法を試してみてください。
SNSの巡回
ネット通販での買い物
ゴシップや誰かを攻撃するような情報
ゲームや短尺動画
不必要な愚痴
夜更かし
もし、それらを止めている最中に落ち着かなくなるなら、その対象がどれだけ日常的にあなた様の生活を支配していたかを知る良い機会になります。一度距離を置くことで、自分の本当の意志を取り戻し、上弦の月のエネルギーを正しく受け取ることができるようになるのです。
例えば、SNSを断つことで、いつもなら流れてくる他人の日常や意見に振り回されることがなくなり、自分自身の考えに集中できる時間が増えます。
その空いた時間に何を感じ、何を思うか。それこそが、今のあなた様にとって最も大切な気づきです。24時間という限られた時間でいいので、自分を縛り付けている習慣を一つ手放すのです。
その小さな成功体験が、新月に立てた願いを最後までやり遂げるための、大きな自信につながっていきますからね。

