夏至は、スピリチュアル界隈でかなり特別視される日です。
一年の中で最も昼の時間が長い日という、ただの天体の動きだけを指す言葉ではありません。
この日は、目に見えない太陽の力、つまり表に出てくる活発な力が限界まで高まる転換点として扱われることが多く、実際これは正しい見方です。
限界まで高まったものが、今度は逆の方向へとひっくり返り始める境目でもあります。物事には表と裏、光と影があるという昔ながらの考え方の中でも、この夏至はとても象徴的な日なのです。
この記事では、夏至が持つ目に見えない意味と、夏至の日に行うべき具体的な行動について、分かりやすくまとめてみました。
夏至が持ついくつかの意味
表に向かう力が一番強くなる時
夏至は、一年の中で最も太陽の光が強い時期です。
分かりやすく言うと、以下のような性質が一番大きくなる時だと解釈されています。
- 元気に動く気持ち
- 実際に体を動かす行動力
- 生き生きとした生命力
- 熱い情熱
- 自分の気持ちを表に出すこと
- 物事が外側に広がっていくこと
こういった、自分の外側へと向かっていく力が最大になります。
ただ、ここで面白い事実があります。
夏至の日を境にして、今度は少しずつ昼の時間が短くなり始めるということです。
つまり、一番上まで上り詰めたものは、そこから下り始める、という昔の東洋の教えのような意味合いも強く含まれているのです。
だからこそ、この時期には以下のようなことが起こりやすいと言われています。
- 人生の大きな転機が訪れる
- 周りの人間関係がガラリと変わる
- 仕事の進む方向が変わる
- 今まで正しいと思っていた古い価値観が終わりを迎える
このように、物事が切り替わる象徴となるのが夏至なのです。
新しく夏が始まるというワクワク感よりも、今までの流れが折り返し地点を迎えた、という感覚の方が近いです。
二十四節気のひとつ、夏至。夏至にはどのような食べ物を食べると良いのでしょうか。夏至の由来や日本と世界における夏至の風習と…
不要なものを外に出す時期
夏至の前後になると、体や心に不思議な変化が起きるとよく言われます。
具体的には、以下のような状態になる人が増えます。
- いくら寝ても眠い
- 体がだるくて重い
- 気持ちが落ち着かず、不安定になる
- 人と付き合うのが、なぜかしんどくなる
- 急に部屋の荷物を捨てて、すっきりしたくなる
このようなお話を聞いたことがあるかもしれません。
これは、太陽の強い力が部屋の隅々を照らすように、あなたの中に溜まっていた必要のない古いものを、表へと炙り出しているからだと説明されます。
もちろん、現実的な視点で見れば、梅雨の時期の気圧の変化や、急な暑さ、自律神経の乱れ、生活リズムが崩れやすい時期であることなど、体に負担がかかる原因はたくさんあります。
ですから、すべての原因をスピリチュアルなエネルギーだけで片付けてしまうのは、少し偏った見方になってしまうので気をつけなければいけません。
しかし、季節の変わり目に人間の感覚が細かく揺れ動くというのは、普通のことであり、自然な反応です。
普段から山に登っている人や、お風呂、温泉が好きな人が、「なぜだか急に、無性に自然の中へ行きたくなる」と感じるのも、この夏至の時期にはよくあることです。
太陽を大切にする古い習慣との結びつき
昔から、世界中で夏至の時期にお祭りが開かれているのも、非常に興味深い点です。
例えば、このようなものがあります。
北欧の国々で行われる、夏の訪れを祝うミッドサマーのお祭り
遠い昔のケルト人たちが火を灯して行ったお祭り
イギリスにあるストーンヘンジなどの巨大な石の遺跡で行われる儀式
日本の神社で行われる、半年の汚れを落とす「夏越の祓」(時期が夏至と重なります)
このように、太陽を神聖な、ありがたい存在として敬う感覚は、国や言葉が違っても世界中で共通していたのです。
特に、自分たちの手で畑を耕して暮らしていた昔の社会では、太陽の光が弱くなることは、食べ物が育たなくなるという命に関わる大問題でした。
太陽が長く照らしてくれることは、そのまま自分たちが生きていける喜びだったのです。だからこそ、夏至は命の誕生や維持をみんなで祝う、賑やかなお祭りになりやすかったと言えます。
夏至の日に向いている具体的な行動
ここからが、一番お伝えしたい本題です。
夏至は太陽の力が限界まで高まる転換点ですから、一言で言ってしまうと、その明るくて活発な力と同じ性質を持つ場所へ行くこと、そしてそういう行動をすることが適しています。
具体的にどのような場所が良いのか、いくつかご紹介します。
・太陽の光を浴びる
基本中の基本です。これは夏至の日だけでなく毎日行うことがおすすめですよ。
・山に行く
山には、明るくて活発な性質を持つ「陽の山」と、静かで落ち着いた性質を持つ「陰の山」があります。
その見分け方はとても簡単です。
山の上にある尾根の道が開けていて、景色がとても良い場所や、全体の雰囲気が明るくて開放的なところ、そして何より、たくさんの登山客で賑わっている山を選んでください。
そのような開けた山は、基本的に明るい性質を持っています。夏至の日は、ぜひそういった山を選んで歩いてみるようにしましょう。
・公園
街の中にある公園も、明るい力がとても強く集まっている場所です。
公園の中でも、特に太陽の光がよく当たっていて日当たりが良い場所、綺麗な水辺がある場所、そして子供たちや家族連れなど、たくさんの人が集まって笑い声が聞こえるような公園は、その力が一段と強くなります。
・滝
自然の中にある滝もおすすめです。
滝は、基本的には水が上から下へと落ちる落差が大きければ大きいほど、その場所が持つ活発な力が強まっていきます。
激しく水が弾け飛ぶ場所には、元気をくれる性質が満ちています。
・海
海は、私たちが気軽に行ける場所の中でも、特に明るい力が強い場所の一つです。
特におすすめしたい具体的な場所は、湘南エリアや葉山エリアの海です。
この二つのエリアには、私も修行のために何度も足を運んでいます。
この地域の海は、土地が持つ明るい力がとても強いです。
さらに、そこに集まってくる人たち自身も、前向きで活発な力を持った人が多く見られます。
そのため、その場所に身を置くだけで、海の自然な力だけでなく、周りにいる人たちからも良い影響を分けてもらうことができますよ。
・温泉
最後にご紹介するのが温泉です。温泉も、大地の恵みを受けて湧き出ているため、非常に強い力を持っています。
温泉にはいろいろな泉質がありますが、特におすすめなのは「熱の湯」と昔から呼ばれている塩化物泉です。
体が芯からぽかぽかと温まり、お湯から上がった後も温かさが長持ちする性質を持っています。
このお湯にゆっくりと浸かることで、夏至の日に必要な力を体にしっかりと取り込むことができます。


